投資をやるからには、「配当」だけで生きていきたいという人は多いでしょう。やはりそれだけ配当という言葉には我々投資家を惹きつける魅力があります…。
これから投資を始めたいという人も、テレビのニュースや新聞の経済面で、ある企業が「高配当」を出すというニュースを見聞きすることがあるかと思います。しかし、正確に配当とは何なのか、どのようなメリットがあるのか、ピンと来ない人も少なくないでしょう。
そこで今回は、配当の基本からそのメリット、そしてどのようにして配当を得られるのか、など配当について誰でも理解できるようなシンプルな言葉で解説していきます。投資の第一歩として、まずは配当についてしっかりと理解していきましょう!
配当生活は投資家の夢…。配当が高い株をとにかく買えば一生安泰?
いやいや!配当が高い株はもちろん投資の選択肢の一つとして重要だけど、そればっかりを優先していたら損をしてしまうかも。まずは配当の仕組みを正しく理解してみよう!
配当とは?
配当は、株式を保有する株主に対して、企業が稼いだ利益の一部を分配する仕組みのことを指します。簡単に言うと、あなたがある企業の株を持っている場合、その企業が利益を上げたとき、あなたにもその一部が「お裾分け」として返ってくる、ということです。
なぜ企業は配当をするのか?
「なぜ企業は利益の一部を株主にあげるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。企業は利益を再投資することで、さらなる成長を目指します。しかし、全ての利益を再投資に回すわけではありません。それは、株主への感謝や、新たな投資家を引きつけるための策として、利益の一部を配当として支払います。良好な配当を継続して提供する企業は、経営が健全であり、将来性が期待されることが多いと言われています。
配当の種類
配当にはいくつか実は、株式投資における配当にはいくつかの異なる種類があります。それでは、主な配当の種類とその特徴について見ていきましょう。
普通配当
企業が当期の利益の中から、株主に対して所有株数に応じて配当金を分配する、いわゆる一般的な配当のこと。
特別配当
その企業の業績が良かった際に支払われることがあるボーナス的な配当のこと。
記念配当
会社の創立記念日や100周年記念といった記念日に支払われる配当のこと。
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配当利回りとは?
投資を検討する際、株の魅力を評価するための指標として「配当利回り」という言葉をよく耳にします。このセクションでは、この「配当利回り」とは何なのか、どのようにして計算されるのかを簡潔に解説します。
配当利回りの基本
配当利回りは、投資家が株式を購入する際の価格に対して、1年間に受け取ることが期待される配当の割合を示す指標です。この指標を用いることで、同じ価格の株でも、どの株がより多くの収益をもたらす可能性があるのかを簡単に判断することができます。
配当利回りの計算方法
配当利回りの計算は非常にシンプルです。
配当利回り(%)=1株当たりの配当金÷株価×100
例として、1株あたりの年間配当が50円、その株の現在の株価が1,000円の場合、配当利回りは以下のように計算できます。
50÷1000×100=5%
この場合、投資家は1,000円を投じることで、1年間に50円の収益(5%のリターン)を期待することができるということを意味します。
シンプルな計算方法だから覚えるのは簡単だね!でも実際は証券会社のレポートに配当利回り率は載っているから、自分で計算する必要はないよ。
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配当利回りを重視した投資のメリットとは?
株価の上昇だけでなく、配当収入も重要な利益源です。配当を重視した投資には多くのメリットがあり、特に長期間の投資を考えている方には配当を意識して投資を行うことは堅実な手段の一つと言えます。以下、配当収入を受け取るメリットです。
定期的な収入が得られる
配当は、一般的には年に数回、定期的に支払われます。これにより、投資家は定期的なキャッシュフローを得ることができ、投資全体のリスクを分散する助けとなります。
再投資のチャンス
受け取った配当を再投資することで、利益をさらに増やすことができます。特に長期間投資を行う場合、この再投資効果は複利として働き、大きな利益をもたらす可能性があります。
企業の健全性の証
配当を継続的に、または増額して支払っている企業は、一般的にその経営が健全であると評価されます。これは、投資家にとって信頼の指標となり、長期的な投資の際の参考とすることができます。
株価が下落した際の緩和効果
もし保有している株の価格が下落しても、定期的な配当収入があれば、その損失をある程度補填することができます。これにより、短期的な市場の動きに一喜一憂することなく、冷静な投資判断を下すことができるでしょう。
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配当再投資戦略とは
配当再投資とは、株から受け取った配当を、再びその株や他の魅力的な株に投資する手法を指します。この戦略は、資産を成長させるための強力な方法として、多くの長期投資家に採用されています。では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
複利の力を最大限に活用
配当を再投資する最大のメリットは、「複利」の効果を享受することです。複利とは、元本に利益が加わり、その新しい金額にさらに利益が加わる仕組みのことを指します。配当を再投資することで、次回の配当が前回よりも多くなる可能性があります。
例えば、1万円の株から1%の配当(100円)を受け取り、その100円を再投資すると、次回は1万100円の株に対する配当を受け取ることができます。この過程を繰り返すことで、配当額がじわじわと増加していくのです。
資産の増加と将来的な収入の向上
配当を再投資することで、所有する株の数やその価値が増え、結果として将来的な収入も増加します。これは、退職後の生活資金や、大きな目標に向けての資金を積み立てるための方法として、非常に有効です。
市場のボラティリティに対する安定感
株価が下がったときでも、配当を再投資することで平均取得単価を下げることができます。これにより、株価の上下動に振り回されにくくなり、長期的な視点での投資がしやすくなります。
配当再投資の注意点
配当再投資戦略は魅力的ですが、すべての企業が継続的に良い配当を出し続けるわけではありません。再投資する企業の選択や、その企業の業績と配当の状況を定期的にチェックすることが大切です。
どれだけ配当金を得たいかによってポートフォリオを設計するのも一つの方法だね。配当金での収入を重視する場合、どれだけ安定した株に投資をするかがポイントだね。
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配当をもらうために知っておくべきこと
配当目的の投資にはリスクも存在します。また、配当を受け取る上で知っておきたい情報も。ここでは、配当を受け取るための注意点をまとめておりますので、配当目的の投資に興味がある方は必見です。
配当を受け取るには? 知っておくべき配当権利日
配当を受け取るためには、「配当権利日」までにその企業の株を保有している必要があります。また、配当権利日の次の営業日を「配当落ち日」と呼び、
配当の持続性を確認する
高い配当利回りが提示されている企業があれば、その配当が持続可能かどうかを確認することが必要です。業績が不振でありながら高額の配当を出している場合、将来的に配当が減少するかカットされる可能性が考えられます。
配当狙いの投資のリスク
高い配当を出している企業に投資する際、配当の支払いが持続的であるかどうかだけでなく、その企業の基本的な業績や成長性も評価することが大切です。単に高い配当利回りだけを追求して投資すると、株価が下落するリスクを無視することになりかねません。
配当落ち日の影響を理解する
配当権利日を過ぎると、多くの場合、株価は「配当落ち」として、配当額分だけ下落します。これは一時的なものですが、短期的な投資を考えている場合は、この動きを理解しておくことが必要です。
配当税の影響を考慮する
日本では、株式の配当には所得税が課税されます。そのため、実際に手元に残る配当金は、控除後の金額となります。投資のリターンを計算する際には、この税金の影響を考慮することが大切です。
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実際の企業の配当事例
配当に関する知識を深めるため、実際の企業の事例を見てみましょう。ここでは、日本の代表的な大手企業をいくつかピックアップし、その配当に関するデータや方針を紹介します。
トヨタ自動車
年間配当利回り:2.8%
(2024年3月期)
トヨタ自動車は、世界最大の自動車メーカーの一つであり、堅実な経営と安定した業績で知られています。過去数年間の配当実績を見ると、一貫して増配を続けており、株主還元の方針を強化しています。また、総利益の一定割合を配当として還元する方針を取っています。株価は市況の変動に合わせて上下はあるものの、この10年間は右肩上がりの成長を継続しています。
ソフトバンク
年間配当利回り:4.24%
(2024年7月現在)
ソフトバンクは、投資やIT関連事業を手掛ける大手企業です。近年は、Vision Fundを通じての投資活動が注目されています。配当に関しては、ビジョンファンドの業績や持分法適用会社の業績に左右される傾向があり変動が見られるものの、高い水準を維持しています。一方で株価自体は変動しやすい傾向にあるためその点は要注意です。
日本電信電話(NTT)
年間配当利回り:3.2%
(2024年5月現在)
NTTは、日本最大の通信企業であり、安定した業績とともに、一定の配当を継続しています。近年では、海外進出や新規事業への投資を強化しており、経営資源の使い方に注目が集まっています。しかし、その一方で、配当の安定性を保ちつつ、増配の動きも見られます。
資産が貯金だけの人は将来損をする可能性が高いです。損をするリスクを減らすためにも、証券口座を開設して分散投資を行い、NISAを始めて将来に備えましょう。今回のテーマである高配当株への投資も分散投資の手法の一つです。証券口座は取り扱いファンドが多くネット証券の中でも人気の高いSBI証券が圧倒的におすすめです。SBI証券の口座開設はこちらをクリック
まとめ
この記事を通して、配当の基本的な仕組みから、配当を受け取るメリット、再投資戦略、そして実際の企業の配当事例まで、多岐にわたり「配当とは」について学ぶことができました。また、高い配当利回りの魅力に飛びつく前に、配当の持続性や企業の業績をきちんと確認することの重要性も理解しました。
投資を始める前に、これらの基本的な知識をしっかりと身につけておくことで、より賢明な投資判断が可能となります。未来のあなたの資産を増やすための第一歩として、今学んだ知識を実践に生かしてみましょう。